この記事を書いている私は
・FP2級取得
・元公務員、現在はOL、社会人4年目の26歳です。
・資産運用歴4年目で、資産運用は60万円以上の含み益があります。
・手取り18万円で、毎月5万円を新NISAに投資しています。
NISAとは?(新NISAの概要)
通常、株式投資や投資信託で得た利益には、原則20.315%の税金がかかります。
しかし、NISAを利用すると利益を非課税(=税金がかからない)にすることができます。
図でわかるように、NISA=投資で儲けた利益に税金がかからないということですね。
投資ってしたほうがいいの?
皆さんは、投資はリスクがあると思い、新NISAを中々始めることが出来ないのではないでしょうか。でも、今の時代、貯金をしているのもリスクがあるんです。
現在の銀行の預金金利は0.001%で、貯金をしいてもほとんどお金は増えません。しかし、物の値段は上がっていくため、1年前に100円で買えた物が1年後には100円では買えなくなっているんです。
投資が絶対損しないということはいえませんが、少なくとも貯金で持っていたとしても実質的なお金の価値が下がる可能性は普通にあるということです。
物の値段は上がるのに、銀行に預けてもお金は増えず、給料も増えない。そうなると、手元は苦しくなる一方ですので、むしろ、お金の増えない預金だけではリスクです。せめて、物価の上昇程度には投資で資産運用し、お金でお金を増やす必要があります。
たしかに投資にはリスクもあります。しかし、投資は上がるか、下がるかのギャンブルではありません。成長し続ける資産にお金を置き、じっくり長く育てれば、誰でも預金より高いリターンを得ることは十分可能です。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAは2024年初めからスタートしたNISA制度で、2つの枠があります。その枠が、つみたて投資枠と成長投資枠です。このどちらかを選ぶ、もしくは併用して投資を行っていきます。ではそもそもつみたて投資枠、成長投資枠とは何なのか。 ざっくり言うと2つの枠の違いは、買える商品(対象の商品)が違うことです。
積立投資しかする予定がない方はつみたて投資だけで十分です。一方で個別株に投資したい方や120万円以上投資したい方は成長投資枠を利用するといいでしょう。
また、つみたて投資枠と成長投資枠では、対象商品以外にも、年間の投資上限額などに違いがあります。
新NISA | ||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
口座開設期間 | 恒久化 | |
非課税保有限度額 | 1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
投資方法 | 積立 | 積立・一括 |
対象年齢 | 18歳以上 |
投資信託とは?
投資信託とは、「資産運用の専門家」である運用会社が、私達(投資家)に代わって運用を行う投資のことです。たくさんの投資家から集めたお金をもとに、複数の株式や複数の債券に分散投資したものが一つの商品となっているものに投資するため、リスクが分散されます。
株式投資とは異なり、企業に直接投資するわけではありませんが、間接的に、いくつもの投資先に分散して資産運用することができるのです。
投資信託のメリット
投資信託のメリットは、投資先を分散しているため、「リスクを抑えやすい」ということです。株価が上がったり下がったりする中で、投資初心者が、どの商品を買うのか、決めるのは難しいですよね。ある程度予想はできる商品もあるかもしれませんが、確実に判断をすることはできません。また、投資初心者は投資を行うタイミングを判断数のも難しいですよね。そのため、投資先を分散、時間を分散して、さらにリスクを抑え、積立で投資していくのが良いでしょう。
①投資先の分散
投資には、「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があります。
たくさんの卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないけれど、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの1つのカゴを落として卵が割れても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということです。
つまり、特定の商品だけに投資するのではなく、複数の商品に投資することでリスクを抑えてくれるということです。
②時間の分散
株価は日々変動しています。「安いときに買って、高いときに売る」のが理想ですが、タイミングを見誤ると「価格が高いときに買ってしまって安くしか売れない状態」になり、大きな損失を出してしまう可能性もあります。
積立投資は、一度に大金を投入するのではなく、少しずつ複数回にわけて投資し、時間を分散します。また、投資対象の価格が高い月には少ない量を、安い月には多い量を購入することになるため、結果として平均購入単価を引き下げる効果が期待でき、リスクを抑えてくれます。
まとめ
最近は、皆さんも特に感じているように現在日本では、社会保険料や税金の増加、物価の上昇など、日々の費用負担が少しずつ大きくなってきています。
将来必要なお金を準備していくためには、ただ「ためる」だけではなく、少しずつでも「ふやす」ことが重要になってきます。積立投資の投資信託は分散投資にしているため、投資リスクを抑えた運用ができます。 投資初心者や、投資についてゆっくり考える時間がない方は、まずは投資信託から検討してみると良いでしょう。